田舎暮らし in 熊野

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スルメイカ 漁獲量激減で今や高級魚に

スルメイカというと安くて美味しい大衆魚の一つとして知られていますよね。香ばしい香りが食欲をそそるイカ焼きや、いかめし、酒の肴に最適なイカの塩辛などなど馴染みの料理が沢山ありますね。

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そんなスルメイカの漁獲量が近年激減しており、今や高級魚になってきています。先月31日の日本経済新聞朝刊の記事によると、2018年の年間水揚げ量が過去最低を記録した2017年と比べて約3割減少したとのことです。価格も高級イカとして知られているヤリイカのそれに近づいているようです。私の勤めている漁港の水揚げ量も年々減少してきており、現在、高値で安定しています。不漁の原因としては、産卵場所の海水温の低下や親イカの減少、日本海側での外国船籍の船の違法操業による乱獲などが言われています。

 

安くて美味しいスルメイカが遠い存在になりつつあり、残念です。また戻って来てもらいたいものです。

 

最後に私の暮らしている漁村で食されている、小さなスルメイカ(サラタケ)を使った郷土料理を紹介します。サラタケの山椒味噌和えです。まるごと茹でたサラタケをすり鉢ですり潰した山椒の葉と味噌で和えます。濃厚なサラタケの旨味と山椒の爽やかな香りがとても合います。是非試してみて下さい!

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