田舎暮らし in 熊野

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意外にも中国ではあまり白飯が食べられていない

昨日、三重県津市のホテルで朝食を食べていた時に中国人の団体客に出くわしました。彼らが何を食べるのかを観察していると、意外に大半の方々が洋食を食べていました。パンにスクランブルエッグ、ソーセージ、ヨーグルトなどです。中国では洋食化が進んでいるのだな、と思いました。と同時に中国では白飯を食べる文化があまりないのではないかと思いました。おかずを食べながら白飯を食べている方々はほとんどいませんでした。白飯にカレーをかけて食べている方々は、ちらほらいましたが。

 

私は、中国本土には行ったことがありませんが、台湾や香港などの中華圏には行ったことがあります。思い出すと、現地人が白飯を食べている風景を見たことがありません。米料理だと、お粥や炒飯、土鍋で炊いた炊き込みご飯でした。

 

調べてみると、確かに中国では白飯をあまり食べないみたいです。炭水化物だと餃子、麺類、お粥、炒飯などがメインのようです。

 

現在、国を上げて米の輸出に力を入れています。確かに日本の米はもっちりしていて、白飯で食べると美味しいと思いますが、炒飯やお粥にするとどうでしょうか。炒飯にするなら、粘り気の少ないインディカ米の方が向いていると思いますし、お粥のようにコトコト煮込む料理なら米の種類はあまり重要ではないと思います。日本米の輸出拡大のためには、まずは白飯でおかずを食べるという食文化を輸出する必要があると思います。寿司、天ぷら、焼き鳥などの和食は、海外でもよく知られていますね。案外、白飯でおかずを食べるという和食の基本は、海外で知られていないのかもしれません。ここに商機があるのかも、ですね。