田舎暮らし in 熊野

田舎暮らしの日常、旅行、グルメ、読書について書いています。

海藻が変える未来!〜今、ヨーロッパで海藻が注目されている理由〜

昆布出汁、わかめの味噌汁、海苔巻き、もずく酢、ひじきの煮付けなどなど、日本では幅広く海藻が食されていますよね。おそらく日本人は世界一、海藻好きな国民でしょう。実は今、ヨーロッパでも海藻に注目が集まっているようです。ヨーロッパの放送局、euronews.で興味深い番組が放映されていましたので紹介します。

 

2012年からオランダの企業が海藻(真昆布)の養殖に取り組んでいます。需要も伸びてきているようです。食材としてももちろんですが、化粧品や肥料、バイオ燃料の原料としても注目が集まっているようです。食料としては、乾燥後に粉末状にし、ハンバーガー(植物肉)のパテに練り込んだり、飲み物に入れたりして利用されているようです。今、ヨーロッパで海藻に注目が集まっている理由は、主に3つあります。順に説明します。

①環境に優しい

②健康的

③美味しい

 

①環境に優しい

海藻の養殖には化学物質などが使われておらず、海の中の栄養と日光のみで生育するため、海洋汚染を引き起こさないようです。魚のエサにもなるため、既存の生態系とも共生できるとのことです。

 

②健康的

海藻にはうまみが含まれおり、塩などの添加物を少なくできるため、健康的な食材として注目が集まっているみたいです。ミネラルも豊富です。

 

③美味しい

繊細な味が受けているようです。微かに土っぽく、潮の香りがしてとても美味しいと紹介されていました。

 

いかがでしたでしょうか。今、ヨーロッパで海藻に注目が集まっている理由を紹介しました。食味もさることながら、ヨーロッパで海藻が注目を集めている主な理由は、環境に優しいという点にあるように思われます。倫理的消費の一環として注目されているのでしょう。日本にはあまりない視点で興味深かったです。美味しい、健康的、そして環境に優しい海藻は、これから世界中で普及が進むのかもしれませんね。私の暮らしている熊野では、漁師さんがヒロメという海藻を養殖しています。基本的に地元でのみ流通している知る人ぞ知る海藻です。軽く湯にくぐらして、ポン酢につけて食べると最高です!ヒロメが世界に羽ばたく日もそう遠くないのかもしれませんね。