田舎暮らし in 熊野

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田舎の人はなぜ声が大きいのか

私は都会から田舎に移住して、田舎の人の声の大きさに驚きました。私自身、魚市場で働いているということもあるでしょう。市場は喧騒に包まれており、大声で話さなければ、伝わりません。漁業関係者に関わらず、田舎の人は、概して声が大きい印象があります。70,80代の高齢者の方も大きな声で話します。

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なぜ田舎の人は、声が大きいのかについて考えてみます。端的に言って、人と人の空間的距離が離れているからだと思われます。都会ですと、人がひしめき合って暮らしていますよね。例えば、満員電車。あれだけ至近距離に人がいたら、何か話すことがあったとしても、小声で通じますよね。大声で話したら、周りから迷惑がられること必定です。オフィスにおいても、人と人の空間的距離が近いので、静かに話しても通じますね。住居もマンションやアパート暮らしの方が多いですね。大声で話したら、近隣住民から騒音クレームがつきそうです。田舎の場合は、過疎が進んでおり、人と人との空間的距離が遠いです。大声で話さないと、伝わりません。そういった訳で田舎の人は、声が大きいのだと思われます。

 

私はもともと声が小さく且つ低いので、移住当初は、何をしゃべっているのか分からないとお叱りを受けたものです。今では、まあまあ声が大きくなりました。ただ、今でも大声で話すことには、躊躇することがあります。都会生活が長かったので、大声で話すと周りに迷惑ではないかと思ってしまうのです。

 

「郷に入れば郷に従え」ですね。田舎の市場では大声で話し、都会のバーでは静かに話したいと思う今日この頃です。