田舎暮らし in 熊野

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アメリカで流行している「古い牛肉のステーキ」とは

最近、アメリカで古い牛肉のステーキが流行しつつあるようです。「古い」というのは、いわゆる腐りかけの肉という意味ではありません。今流行りの熟成肉とも異なります。熟成肉は牛肉をドライエージングなどの方法で一定期間寝かせて、うまみを引き出した肉です。古い牛肉とは、長期間飼育された牛の肉です。通常、牛は2年間程度飼育された後に食肉に加工されます。古い牛肉は、8年から10年間程度飼育された後に食肉加工されたものです。通常の4倍以上の飼育期間です。今朝のウォールストリートジャーナル紙に記事が出ていましたので紹介します。

 

古い牛肉のステーキは、スペインのバスク地方などで伝統的に食されてきました。アメリカのステーキ屋さんが消費者の興味を引くために、ここに目をつけたようです。肝心の味はどうなのでしょうか。肉は深紅色で、上質なフルボディの赤ワインのような芳醇な香りがあるようです。食感は若干固めとのこと。一度食べてみたいものです。アメリカのあるステーキ屋さんでは、アンガス牛リブアイが約450gで12000円程の価格で提供されています。これが高いのか安いのか難しいところです。松阪牛や神戸牛のステーキを高級店で食べたら、100gで10000円くらいしますし。

 

生産コストの問題などで供給は限られるとおもいますが、今後、日本でも流行るかもしれないですね。熟成肉ブームの次は、古い牛肉ステーキでしょうか。それにしてもネーミングが良くないですね。。。古い牛肉っていうのは。魅力的なネーミングが必要ですね。