田舎暮らし in 熊野

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熊野の伝統行事、餅まきに参加して

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熊野の伝統行事、餅まきについてご紹介します。

餅まきとは、その名の通り餅をまく行事です。熊野では餅ほりと呼ばれています。どのような時に開催されるかといいますと、主に二つです。一つ目はお祭りなどの行事の一環として、二つ目は厄年の人々が厄払いのために行う場合です。

祭りの一環の場合は、大々的に周知されますので分かり易いですが、厄払い行事の場合には個人が主催するため、基本的に口コミでの周知になり、いつどこで開催されるのか分かりにくいです。

合図と共に、主催者は演台の上から、餅やお菓子、場合によってはお金を参加者に向けて投げます。参加する場合のポイントは、恥ずかしがらないこと、遠慮しないことです。「こっちにほって!こっち、こっち」と大声で餅をまく人にお願いすることです。時には奪い合いになり、怪我人がでることもあるようです。

他地域でも上棟式の際などに餅まきが行われているようです。愛知県、和歌山県山口県などでも盛んとのことです。歴史は古く、平安時代鎌倉時代から行われている行事です。餅をまくことで厄払いをすると同時に、富の分配をすることが目的です。人に対して施しをすることで、自らにも福を招き寄せる、そんな想いが餅まきの背景にあるのですね。

是非参加してみて下さい!1月、2月辺りが最も盛んな時期です。