熊野の山中で見つけた看板が面白過ぎる件
三重県熊野市紀和町の山中で面白過ぎる看板を見つけました。その名は
「スナック 水割り」
スナックの店名が水割り???スナックの店名といったら、ママさんの名前や広がりのある言葉を使うことが多いですよね。例えば、「スナック れいこ」、「スナック 慕情」みたいに。このお店はこれでもかという程に焦点を絞ってきました。飲み方にです。水割りといえば、ウィスキーかと思いますのでさらにイメージが限定されますね。この逆張り戦略は新鮮で面白いです。どのような水割りを飲ませてくれるのだろうかと期待が膨らみます。清らかな山水を使用しているのでしょうか。いずれ訪れてみたいものです。
実は似たようなネーミング方法のモルトバーが名古屋にあります。(モルトバーとは、シングルモルトウィスキーを主に提供するバーです。)
「Bar Neat」です。
名古屋に住んでいた時によく通っていたバーです。名古屋を代表するモルトバーです。高岳と名駅にお店を構えています。雰囲気も抜群、シングルモルトを中心に品揃えも豊富で接客もしっかりしているオススメのバーです。マスターにはいろいろとウィスキーのことを教えてもらいました。neatとは英語でストレートでお酒を飲むことを意味します。neatにはきちんとした、すてきな、という意味もあります。マスター曰く、一番シングルモルトを美味しく飲めるストレートで味わって欲しいという願いが込められているとのこと。おそらく、neatと聞いて、ストレートでお酒を飲むことだとわかる人は非常に少ないでしょう。その意味では「スナック 水割り」とは違うのかもしれませんが、ネーミング方法は近いですね。
現在、私の従事している水産業とウィスキーを絡めてお話します。日本の海産物珍味は、実はつまみとしてウィスキーにとても合います。例えば、ボラの卵巣を塩漬けし、干した「からすみ」やサバを糠漬けにした「へしこ」です。ウィスキーの種類としては、アイラ系の潮の香りがするシングルモルトが特に合います。有名どころではボウモアです。海産珍味は、当然日本酒にも合いますが、実はウィスキーとも合うんです。是非お試し下さい。