田舎暮らし in 熊野

田舎暮らしの日常、旅行、グルメ、読書について書いています。

田舎で楽しむナイトサファリ!

田舎では夜の帳が下りると、野生動物が動き出します。

 

私は3年ほど前に名古屋から三重県南部に位置する熊野市に移住しました。熊野市は、前は雄大な太平洋、すぐ後ろには深い山々が連なっており、いわゆる田舎です。私は人口300人ほどの限界集落に暮らしています。田舎暮らしの魅力についてブログでも何回か紹介してきました。具体的には、人間関係が親密、新鮮な食材が手に入る、生活費が安い、自給自足能力が身につく、などです。今回はこれらとは違った視点で田舎暮らしの魅力をお伝えします。

 

それは野生動物に頻繁に出会えることです。しかもただです。夜の山道を車で走っていると、あらゆる野生動物に遭遇します。シカ、イノシシは当たり前です。他にもタヌキ、イタチ、アナグマハクビシンなどもいます。珍しい動物ですと、フクロウを見たこともあります。クマは見たことがありませんが、目撃情報があるのでどこかにいるのでしょう。

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こちらはミミズクです。このミミズクは野生ではなく、近所の方が飼っている個体です。野生のフクロウも見たことがありますので、野生にも生息しています。ミミズクとフクロウの違いは、頭に耳のような羽角がついているか否かです。ミミズクには羽角がついています。フクロウにはありません。少し違いますが、基本的には仲間です。夜になると、ホーホーと鳴きます。

 

私の一番好きな野生動物は、タヌキです。タヌキはぽっちゃりした体型で手足は短いです。ちょこちょこと歩く姿がなんとも可愛らしいです。

 

野生動物と接するにあたり、注意する点が二つあります。一つ目は餌付けしないことです。野生動物はかわいいだけではなく、人間に害も及ぼします。イノシシやクマは人間に襲いかかってくることもあります。シカやイノシシなどは人間が作っている農作物を食い荒らします。農業をされている方にとって、獣害は深刻な悩みです。本来、人間と野生動物の生息圏は異なります。野生動物に餌付けすると、人間の生息圏に入ってくるようになり、大きな問題を引き起こすことになります。野生動物を見かけたら、そっとしておきましょう。二つ目は車でひかないように注意しましょう。シカなどは車が来ても逃げないことが多々あります。夜中に山道を走る際には細心の注意が必要です。野生動物をひいてしまったという話はよく聞きます。動物は死に、車も壊れます。私も何回かひきかけました。

 

いかがでしたでしょうか。田舎暮らしの魅力の一つは、夜になると様々な野生動物と出会えることです。まさに田舎の夜はナイトサファリパークなのです。餌付けをしない、ひかないように注意して運転する、この二点には注意して頂ければと思います。なお、夜中に山中を歩くことはかなり危険を伴いますので、余程自信のある方以外はやめておいた方がいいでしょう。田舎に行く際には、夜の山道を車で走ってみてください。様々な野生動物たちと出会えることでしょう!